1.2022年|三省堂書店ビジネス書ランキング
三省堂書店全店舗の売上と、法人向け書籍販売部門「三省堂書店法人専門サービス」の販売データから、2022年にビジネスパーソンに読まれた5タイトルを紹介します。
【1位】『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社、佐久間宜行)
【2位】『数値化の鬼』(ダイヤモンド社、安藤広大) 【3位】『限りある時間の使い方』(かんき出版、オリバー・バークマン/高橋璃子) 【4位】『人は話し方が9割』(すばる舎、永松茂久) 【5位】『ジェイソン流 お金の増やし方』(ぴあ 厚切りジェイソン) |
【1位】『佐久間宣行のずるい仕事術』(ダイヤモンド社、佐久間宜行)
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<このような人におすすめ>
仕事に対するスタンスを見直したい、さまざまな仕事観を知りたい
<要約>
サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳のフツウのようでフツウじゃない、いま話題の佐久間宣行が教える、誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術。
【2位】『数値化の鬼』(ダイヤモンド社、安藤広大)
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<このような人におすすめ>
最近伸び悩んでいる、新しい価値観を取り入れたい
<要約>
数字がすべてではない。ただ、数字を無視して成長した人は誰1人としていない。6年で2000社以上が導入した「いま、もっとも人を成長させるマネジメント法」の識学。そのエッセンスの中でも特に「伸びる人」に共通する考え方を紹介。
【3位】『限りある時間の使い方』(かんき出版、オリバー・バークマン/高橋璃子)
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<このような人におすすめ>
いつも時間に追われている、自分を見つめ直したい
<要約>
人の平均寿命は短い。ものすごく、バカみたいに短い。80歳まで生きるとして、あなたの人生は、たった4000週間だ。世の中には、生産的になるための「ライフハック」があふれている。けれど、ライフハックを駆使したところで、たいてい状況は悪くなるだけだ。日々の時間管理に追われていると、本当に大事な問いが見えなくなる。それは、自分の限られた4000週間を、いかに過ごすかという問いだ。本書は古今の哲学、心理学、スピリチュアル思想を駆使し、ウィットに富んだ語り口で、時間と時間管理を実践的に、そして深く問い直す。「すべてのことを終わらせる」という強迫観念を捨て、自分の有限性を受け入れたうえで、そこから有意義な人生を築く方法を紹介する。
【4位】『人は話し方が9割』(すばる舎、永松茂久)
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<このような人におすすめ>
自己肯定感を高めたい、雑談がうまくなりたい
<要約>
言葉の行き違い、ネタ切れ、沈黙など「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる“ちょっとした”でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人生がよりよい方向に動き出します!
【5位】『ジェイソン流 お金の増やし方』(ぴあ、厚切りジェイソン)
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<このような人におすすめ>
資産を増やしたい、人生の選択肢を増やしたい
<要約>
芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。これだけやれば貯まるのに…Why Japanese people!? どうしてお金が貯まらないの!?どうやったらお金を増やすことができるのかに悩む人々へ送る、簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで…お金を増やすため、強いては人生を豊かにするためのヒントが満載。
2.迷ったときはこの1冊から!定番ビジネス書TOP5
新人の教育に使えるビジネス書を探している方や初めてビジネス書を読む方向けに定番ビジネス書のランキングも紹介します。数あるビジネス書の中でも知らない人はいない珠玉のベストセラーの中から入門に使える5冊を紹介します。
【1位】『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社、岩瀬大輔)
【2位】『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社、スペンサー・ジョンソン/門田美鈴) 【3位】『さあ、才能に目覚めよう 新版』(日経BPマ-ケティング、トム・ラス/古屋博子) 【4位】『エッセンシャル思考』(かんき出版、グレッグ・マキュ-ン/高橋璃子) 【5位】『FACTFULNESS』(日経BPマ-ケティング、ハンス・ロスリング) |
【1位】『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社、岩瀬大輔)
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<このような人におすすめ>
「仕事」にまつわるノウハウを知りたい、自己流の仕事術から脱却したい
<要約>
ベテランも新人も、今日から仕事への取り組み方や考え方がすぐに変わり、一生役に立つ「指針」となる50のアイデア。東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された著者が初めて語る、仕事における原理原則とその具体的方法。
【2位】『チーズはどこへ消えた?』(扶桑社、スペンサー・ジョンソン/門田美鈴)
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<このような人におすすめ>
変化に対応できる柔軟さを身に着けたい、ビジネスのベースとなる考え方を学びたい
<要約>
米国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソンが著した童話でありビジネス書。1998年に原作が米国、2000年に翻訳版が日本で発売されて以降、累計発行部数は日本で400万部、全世界で2800万部を突破。発売から20年以上経過した今もなお読まれ続けている世界的ベストセラー。IBM、アップル、メルセデス・ベンツ等、世界のトップ企業がテキストに採用。ストーリーからは「変化を恐れぬことの大切さ」、「心構えや行動など変化に対してどのように探知して順応していくか」についてのヒントを得ることができる。
【3位】『さあ、才能に目覚めよう 新版』(日経BPマ-ケティング、トム・ラス/古屋博子)
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<このような人におすすめ>
隠れた自分の強みを見つけたい、強みの活かし方を知りたい
<要約>
皆さんは毎日、自分の強みを使うチャンスがあるだろうか。おそらくないだろう。多くの場合、才能は未開発のままだ。ゆりかごから職場まで、私たちは強みを伸ばすよりも欠点を直すために多くの時間を割いている。
人が才能や強みなど「その人の良いところ」を見出すには、まず、それらについて自分自身やまわりの人たちに説明できるように「言語化」する必要がある。2001年に出版し、人が持つ「34の資質」を明らかにした『さあ、才能に目覚めよう』は国内で累計50万部のベストセラーとなり、世界中で話題となった。新版となる本書では、「その資質をどう使えばあなたの武器になるか」「どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか」といった「強みの活かし方」にフォーカスする。34の資質ひとつひとつについて、それぞれ10項目の〈行動アイデア〉と3項目の〈人の活かし方〉を解説する。
【4位】『エッセンシャル思考』(かんき出版、グレッグ・マキュ-ン/高橋璃子)
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<このような人におすすめ>
仕事の効率を上げたい、忙しさに振り回されている
<要約>
Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者の99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?本書で紹介するエッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。そのためには、ものの見方を大きく変えることが必要になるが、時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。
【5位】『FACTFULNESS』(日経BPマ-ケティング、ハンス・ロスリング)
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<このような人におすすめ>
判断力を磨きたい、物事の本質を見抜く力を身につけたい
<要約>
ファクトフルネスとは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見る能力が身につく。世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣である、「ファクトフルネス」を解説しよう。本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。
3.書店員が教えるおすすめのビジネス書の選び方
本のプロである書店員からビジネス書のおすすめの選び方をお伝えします。
ビジネス書を選ぶ際、ランキングを参考にする方も多いかと思います。たしかにたくさん売れているということは、それだけ多くの人に評価され受け入れられているということです。ところが、売れている本=今のみなさんに最適な本であるとは限りません。「売れているから役に立つ」という思い込みは本選びの失敗の中でも大きな原因の1つなのです。以下の2つを考慮してランキングを見ることで、課題解決につながるビジネス書と出会える可能性が高まります。
・解決したい「課題」を明確にする
・読破できる難易度の本を選ぶ |
解決したい「課題」を明確にする
ビジネス書を選ぶ上で、読む人がどんな「課題」を抱えているかを明確にすることが重要です。
ランキングだけを参考に購入すると、ためになる情報が記載されていたとしても、課題とマッチせず読む人にとって本当に有意義な情報になりません。ランキングを見る前に、「チームの風通しが良くない」「役職がついたもののマネジメントに不安がある」「後輩が思ったように成長していない」など、読む人の抱える課題を明確にしましょう。
読む人にとっての「課題」を見つめ直してランキングを見れば、課題解決につながる1冊が見つかりやすくなります。
読破できる難易度の本を選ぶ
「課題」を解決できる本の中でも絶対に読破できる難易度の本を選ぶことも大切です。
どんなに素晴らしいビジネス書でも、途中で投げ出してしまっては読んでいないことと変わりません。自分の課題解決につながりそうだと思っても、テーマや目次を見て難しそうだと感じたなら別の本を探すことをおすすめします。
また、有名ビジネス書の中には、文字メインの「通常版」に加え、図説が多用された「図解版」、コミカライズされた「漫画版」、その本の読み解き方をまとめた「入門書」などさまざまなバージョンが展開されている商品もあります。読みたいビジネス書の難易度が高いと感じたら、別バージョンの商品がないか確認しましょう。
4.まとめ
2022年のビジネス書ランキングTOP5を紹介しました。新型コロナウイルスの影響によりビジネスの低調が続く中、より効率的な仕事の進め方や新しいコミュニケーション術など、時代に即したテクニックが求められているように見受けられます。
時代の節目を迎えつつある中、新しい価値観を取り入れるチャンスです。今回紹介した本の中だけでなく、皆様のビジネスライフにとって有意義な1冊を見つけてください。
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