ケース紹介 選書サービスとは?法人向けサービスのメリットや料金と選び方を解説!

公開日時:2023.11.28 / 更新日時: 2025.11.25

選書サービスとは?法人向けサービスのメリットや料金と選び方を解説!

こんな方におすすめ

  • 新しく研修担当になったが、本について詳しくなく、どんな本を選べばよいか迷っている
  • 企業に新たに社内図書館や読書スペースを設けることになったが、どんな本を頼めばいいのかわからない
  • そもそも本を選ぶ時間がない

選書サービスとは、企業の課題解決や人材育成を目的としてプロが本を選定するサービスです。本記事では、法人向けサービスの基礎知識やメリット、料金相場、自社に合ったサービスの選び方を解説します。この記事を読めば、自社が選書サービスに依頼するべきか判断できます。

法人として社員研修用の書籍を探している、あるいは福利厚生の一環で社内図書を充実させたいと考えたとき、「どんな本を選べばいいのか」「本を選ぶ時間がない」といった課題に直面することはありませんか。そんなときに役立つのが「選書サービス」です。選書サービスとは、依頼者がどんな本を求めているかをヒアリングした上で自社に合った本を選書してくれるサービスです。この記事では、法人向け選書サービスの基本や活用が効果的なケース、メリット・デメリット、選び方のポイントなどを解説します

 

 

選書サービスとは?

選書サービスとは、個人向けと法人向けのものがあり、それぞれ選書の方法は異なりますが、どちらも個人や企業に合った本を購入するために役立つサービスです。この章では、選書サービスに関しての基礎知識と法人向けサービスの特徴について解説します。

 

プロが目的に合わせて本を選定するサービス

選書サービスは、選書のプロが依頼者の望む条件をヒアリングし、最適な本を選び出すサービスです。一般的に、選書サービスは書店が実施しており、主に書店員が選書を担当しています。法人向けの選書サービスも、何を目的とした選書かを担当者がヒアリングした上で適切な本を選書・提案してくれます。法人向け選書サービスには、「研修や従業員のスキルアップのための本を購入する際の選書」と「社内図書館やブックスペースを設けるための選書」と大きく分けて2つの希望があります。

 

 

個人向けサービスとの違い

法人向け選書サービスと個人向けサービスの最も大きな違いは「目的」です。個人向けが個人の興味関心や楽しみを追求するのに対し、法人向けは「人材育成」「組織力強化」「福利厚生」といった企業の課題解決を目的とします。具体的には、以下のような違いがあります。

 

項目 法人向け選書サービス 個人向け選書サービス
目的 企業の課題解決(人材育成、組織活性化など) 個人の知的好奇心

楽しみ

自己啓発

選書基準 企業の目的

社員の階層や職種

予算

個人の好み

興味

読書レベル

冊数 数十冊~数千冊単位の大規模選書が多い 数冊単位の小規模選書が中心
プロセス 担当者との打ち合わせを重ね、合意の上で選書 アンケートや簡単なヒアリングで選書
ゴール 組織全体の成長

従業員満足度の向上

個人の満足

新たな本との出会い

法人向けサービスは企業のパートナーとして、目的達成のために最適な書籍を選定する戦略的な役割を担っています。

 

 

法人向け選書サービスを利用する3つのメリット

法人向け選書サービスを活用することで、企業は多くのメリットを得られます。書籍選定にかかる時間や労力の削減はもちろん、専門家の視点を取り入れることで、より効果的な人材育成や組織活性化が期待できます。ここでは、具体的な3つのメリットを解説します。

 

【関連記事】法人が雑誌を定期購読するメリットは?サービスを選ぶ4つのポイントを紹介 |三省堂書店法人専門サービス

 

メリット1:本選びの手間と時間を大幅に削減できる

最大のメリットは、担当者の負担を大幅に軽減できることです。通常業務と並行して、研修テーマに合った書籍や社員の興味を引く本を何十冊、何百冊とリストアップし、内容を吟味するのは非常に時間と手間がかかります。選書サービスを利用すれば、目的や予算を伝えるだけでプロが候補を提案してくれるため、担当者は本来の業務に集中できます。

 

 

メリット2:専門家の知見で質の高い本を選べる

書店員や専門の選書家は、新刊情報や隠れた名著、テーマに沿った書籍の知識が豊富です。担当者だけでは見つけられなかったような、質の高く学習効果のある本を選定できます。客観的な視点で選ばれた書籍は、内容の偏りをなくし、多様な価値観を社員に提供することにもつながります。

 

 

メリット3:社員の満足度向上や組織活性化につながる

魅力的な書籍が揃った社内図書館や、スキルアップに直結する研修テキストは、社員の学習意欲を高め、満足度向上に貢献します。読書を通じて得た知識や気づきを共有する文化が生まれれば、社内コミュニケーションの活性化や新たなアイデアの創出も期待できるでしょう。選書は、企業文化を醸成するための投資ともいえます。

 

 

法人向け選書サービスの活用が効果的な3つのケース

他業務が忙しかったり、注文したい本に関する知識がなかったりするのであれば、法人向け選書サービスが役立ちます。選書サービスに依頼して、提示したジャンルに関する本の候補を出してもらったり、どんな本を選べばよいか相談したりするなどして「業務効率化」や「適切な本の選定」のために活用しましょう。具体的には以下の3つのケースで役立ちます。

 

他業務が忙しくて本を選定する時間がない

他の業務が忙しくて、本を選定する時間がなく、購入することができない。また、業務の合間を縫ってなんとか選んだとしても、いまいち学習効果のある本を選べている実感を持てていないのであれば選書サービスが便利です。本を購入する目的についてヒアリングしてもらったり、アンケートに記載したりして、自社に合った本の候補を何冊か提案してもらうことで活用しましょう。ヒアリングやアンケートの結果、書店員が自社に合った本の候補を何冊か提案してくれます。依頼者はその中から選ぶだけでよいため、選定する時間が大幅に短縮されます。知識やノウハウのある書店員に選んでもらうことで、学習効果に優れた本を選定でき、従業員の有効な学びにつなげられます。

 

 

研修担当を任せられたが研修に関する知識がない

初めて研修担当を任され、研修に必要な本を選ばなければならない場合にも選書サービスの利用がおすすめです。選書に関する知識やノウハウを持っている書店員にどのような目的の研修を実施する予定かを相談し、自社の研修で用いるのに適切な本を提案してもらいましょう。購入担当者が本に関する知識がなかったとしても、目的に合った能力が身につきやすくなる本を選べるようになります。

 

【関連記事】新人研修で本を最大限に活用!目的別のおすすめ書籍と導入のヒント |三省堂書店法人専門サービス

 

 

企業内に社内図書館や読書スペースを新たに設けたい

企業内に社内図書館や読書スペースを新たに設ける場合にも選書サービスが便利です。書店員に導入の目的や導入したい本のジャンルなどについてヒアリングしてもらい、社内図書館や読書スペース内に配架する本の選書を依頼しましょう。目的に沿った魅力的な本に溢れた空間になることで、従業員に利用されるような場になり、コミュニケーション機会の創出やアイデアの活性化につながります。

 

 

法人向け選書サービスの料金相場

自社に最適な選書サービスを選ぶためには、料金体系やサービス内容を正しく理解し、比較検討することが不可欠です。法人向け選書サービスの料金は、主に「選書料」と「書籍代」で構成されます。料金体系は提供会社によって大きく異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

 

  • 選書料無料(書籍代金のみ):購入する書籍代金の中に選書サービス料が含まれているパターン。
  • 書籍代金の◯%:購入する書籍代金の10%~20%程度を選書料とするパターン。
  • 定額プラン:月額や年額で一定の料金を支払い、定期的に書籍が納品されるサブスクリプション型。

 

大規模な社内図書館の開設など、数千冊単位の選書では選書料が割安になることもあります。まずは複数の会社に見積もりを依頼し、予算に合ったサービスを探しましょう。

 

 

法人向け選書サービスの選び方

法人向け選書サービスを選ぶ際にチェックすべき3つのポイントを以下にて解説します。

 

 

ポイント1:サービスの提供範囲を確認する

選書サービスと一言でいっても提供範囲は様々です。書籍リストの提案のみを行うサービスもあれば、購入代行、蔵書管理システムの導入支援、書棚のレイアウト提案までワンストップで対応してくれるサービスもあります。自社がどこまでのサポートを求めているのかを明確にし、ニーズに合ったサービスを選びましょう。

 

 

ポイント2:選書の専門性と実績を確認する

選書の質は、担当者の専門性や実績に大きく左右されます。ビジネス書に強い、技術書に精通している、あるいはアートやデザイン関連の書籍が得意など、サービスごとに強みとなるジャンルが異なります。自社が求める書籍のジャンルと、提供会社の得意分野が一致しているか、過去の実績(導入事例など)を確認しましょう。

 

 

ポイント3:料金体系とサポート体制を確認する

前述の通り、料金体系はサービスごとに大きく異なります。見積もりの内訳をよく確認し、追加料金が発生する可能性がないかなどをチェックしましょう。契約前の相談から納品後のフォローまで、担当者と円滑なコミュニケーションが取れるかどうかも重要なポイントです。相談のしやすさや対応の柔軟性など、サポート体制の手厚さも比較検討の材料に加えましょう。

 

 

 

三省堂書店の選書サービスが役に立つ3つのケース

選書サービスを利用する際、必要以上にコストをかけたくない、細かいジャンルを依頼したい、何度でも相談したい場合は三省堂書店の選書サービスが役立ちます。この章では、三省堂書店の選書サービスはどのようなケースで役立てるのかを、サービス内容を踏まえて説明します。

 

 

選書は依頼したいが最初からコストをかけられない

選書は依頼したいが、最初から大きなコストをかけられない場合、三省堂書店の選書サービスが役立ちます。三省堂書店では、お客様の予算や規模感に合わせた提案が可能であり、最初の相談料金は無料です。まずは予算や実現したいことを鑑みた上で、本に関して知識やノウハウのある書店員から選書のパターンをご提案します。お客様が主導で書籍を選ぶのか、三省堂書店が主導で書籍を選ぶのかで費用も変わります。まずはご希望をお聞かせください。

 

 

細かいジャンルの選書を依頼したい

「経済」や「経営」といった大きなジャンルはもちろん、「リーダーシップ」や「地域活性化」などより細分化されたジャンルの選書を依頼したい場合にも三省堂書店の選書サービスは役立ちます。三省堂書店は、総合書店であるため取引出版社が多く、取り扱える本も豊富であることから、細分化されたジャンルの選書にも対応できます。細分化されたジャンルに絞った場合の選書にも対応できることで、より依頼者の目的に沿った提案が可能です。

 

 

納得のいくまで相談したい

選書サービスに関して、自分が納得するまで相談したいという場合も三省堂書店の選書サービスが役立ちます。三省堂書店では、主にメールでの相談の形式を取っており、ご要望に応じてWEBでのお打ち合わせも実施いたします。そのため、納得のいくまで相談ができ、より自社に合った本の選書が可能です。さらに、依頼者の他業務が忙しい場合、やり取り回数を少なくして、かつメールのみで済ませるなど柔軟な対応が可能であることから、必要以上に時間を取られる心配もありません。

 

 

まとめ

法人向けの選書サービスの基礎知識や活用が効果的なケースやメリット・デメリット、選び方、そして三省堂書店の選書サービスが役に立つケースについて解説しました。

知識がない状態で本を選ぼうとすると、思いの外時間がかかり、自分の業務に時間を使えなくなります。選書サービスを利用して、本に関して知識やノウハウのある人に提案をしてもらうことで、これらの問題を未然に防ぐことにつながります。自社の課題や目的に合った選書サービスを活用し、効果的な人材育成や組織活性化を実現しましょう。

また、書籍選びにお困りなら、三省堂書店の法人向け選書サービスをご活用ください。専門知識を持つスタッフが、ライブラリー設置の目的やご予算に合わせて最適な書籍をセレクトいたします。業種・職種別のおすすめ書籍リストの作成や、定期的な選書提案も可能です。豊富な在庫と全国配送網により、スピーディーな納品を実現します。詳しいサービス内容は以下のお問い合わせフォームよりお尋ねください。選書サービスに関する資料もご用意しております。

 

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